
3~300kNまでシリーズ化
新東工業は新型電動シリンダ「CYAP-Dシリーズ」を発売した。位置精度±5ミクロン、荷重精度±0.5%FSを可能にしたほか、給油頻度を同社従来機と比較して80%低減した。
サーボモータの回転をボールねじに伝えて直線運動に変換する。油圧シリンダ、エアーシリンダに比べて、高精度な位置決め、荷重制御が可能な点を特長に挙げる。需要が高まっている二次電池の製造のなかでも、プレス、成形、拘束向けに開発した。
シリーズに、最大加圧力3kNと300kNを追加。低荷重から高荷重まで高精度制御に対応する。シリンダ、サーボドライバ、サーボコントローラ、標準ケーブル(5㍍)で構成する。
同加圧力帯で「業界最小・最軽量クラス」に設計することで、搭載設備の省スペース化や高さの短縮を図った。500㌔㍍稼動ごとに給油する構造。保全担当者のメンテナンス工数減少と保守費用の削減を可能にした。
(2021年3月25日号掲載)